「あなたのApple IDアカウントの異常な動作に気づきました。」や、
「 警告:アカウントの最後のサインインに関して重要なアカウントのパスワードのリセットが要求されました 」などと、Appleの名を語った詐欺メールが届いています。
今回は、Apple詐欺メールの見分け方と対処方法のご紹介です。
Apple詐欺メールの目的
このAppleを語ったメールは「フィッシング詐欺」の一種で、メールのリンクからフィッシングサイトに誘導して、Apple IDとパスワードを奪うことが目的です。
Apple IDは、 iTunes Store での購入や、iCloud の使用など、Apple のすべてのサービスで利用可能なアカウントで、中にはクレジットカード情報も紐づけしている場合がありますよね。
その情報がすべて漏れてしまう可能性があり、とても危険です!
私の元へ届いたメールの内容
私の元へは、下記のようなメールが続けて送られてきました。
あなたのApple IDアカウントの異常な動作に気づきました。
【差出人】Apple
【件名 】 アラート: あなたのApple IDアカウントの異常な動作に気付きました。
異常な場所からのアクセスって、どこなんでしょうか(笑)
USAから利用された設定みたいですね。
RE:[Appleアカウントサービスセンター] [警告:アカウントの最後のサインインに関して重要なアカウントのパスワードのリセットが要求されました
【差出人】Apple
【件名 】RE:[Appleアカウントサービスセンター] [警告:アカウントの最後のサインインに関して重要なアカウントのパスワードのリセットが要求されました
ロックされている私のApple IDですが、今度は「Yugoslavia」ユーゴスラビアで利用されたみたいです(笑)
フィッシング詐欺メールの見分け方
届いたAppleからのメールが、本物か詐欺メールか見分ける方法です。
本当にApple IDがロックされているか確認する
まずは、本当にApple IDがロックされているのか確認してみてください。
iCloud等にログインできれば、問題ないでしょう。
メールアドレスから見分ける
Appleからの公式メールアドレスは、「〇〇@〇〇.apple.com」です。
必ず、@より後にapple.comが含まれています。
詐欺メールアドレスは、以下のようなものがあります。
- noreply@youtube.com
- noreply@google.com
上記のような送信アドレスで、Appleを語っている場合は注意が必要です。
メール本文から見分ける
Appleからのメールでは、「お客様各位」という表現はされません。これは詐欺メールと判断して間違いないでしょう。
Apple公式メールの場合は、宛名部分に登録者のフルネームが記載されます。
一見、普通に読めますが、不自然な日本語になっていますね。句読点が変な場所に付いていたりすることもあります。変な日本語の場合は、疑いましょう。
フィッシング詐欺メール対処法
メールを無視する
詐欺メールだと分かったら、無視して削除しましょう。
クリックしない、返信しない
あたりまえですが、メール内のリンクをクリックして開かないこと。
また、メールの返信もしてはいけないです。
入力しない
もしメール内のリンクを開いてしまった場合、Apple IDやパスワードを入力を求めらる場合があります。怪しいと思った時は、何もしてはいけません。
よく分からない場合は、Apple公式に直接聞く
よく分からない場合は、Appleに直接聞きましょう。
下記のApple公式ページが参考になると思います。
フィッシングメール、ウイルス感染の偽警告、偽のサポート電話などの詐欺に遭わないようにする
もし情報を入力してしまった場合は?
それでも、騙されて入力してしまった場合は、早急に以下の対処しましょう。
対処が遅れた場合、最悪、不正利用者にパスワード変更されて何もできなくなってしまいます。
- Apple ID のパスワード変更
- Apple ID と同じメールアドレスを使用しているサービスのパスワード変更
- クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード利用の停止
あとがき
今回は、Apple詐欺メールの見分け方と対処方法の紹介しました。
自分が被害者にならないように、気を付けましょう!